ミニバレーボールの始まりはバレーボールが敬遠傾向が関係
ミニバレーボールとは、バトミントンのコートを利用して行うバレーボールと良く似たスポーツです。 もともとは6人制バレーボールコートの3分の2を使って行われたこともミニバレーボールの名前の由来のひとつと言われています。
ミニバレーボールの始まりは、ママさんバレーなどのバレーボール参加者らが、「ボールが怖い」「ボールが硬くて手が痛い」と言ったようなことから、バレーボールが敬遠傾向にあったことでした。 バレーボール未経験者にとって、広いコートを動き回らなければならなかったり、自分よりも背の高いネットの上からアタックが飛んできたりするのは、確かに怖いと思いますし、慣れるまではバレーボールが手に当たるととても痛い思いをします。
また、ママさんバレーの場合、練習は週に1回だったりするので、なかなかバレーボールの硬さに手が慣れません。そういった要因から、もっとスポーツを楽しめるようにと発案されたのがミニバレーボールです。
ボールはゴムで出来た柔らかいものを使うため、手や指を痛めることも無くプレイ出来ます。また、ミニバレーボールで使用するボールは球筋が読みにくいため、それが笑いを誘い、和やかにプレイすることも可能です。
ミニバレーボールはコートとボールがあれば、誰でも気軽に始められる
真剣勝負でも、和気あいあいに楽しくチームプレイ出来るのが、このミニバレーボールの最大の利点でもあります。
プレイする人数は4人で、大会時に登録出来るメンバーは6人と監督一人の計7人です。
コート内のポジションは前衛左・右と後衛左・右に分かれます。 サーブの時に限りこのポジションが必須ですが、ラリーに入ったらコート内どこでも動きまわれます。 コートの大きさもネットの高さもバトミントンのコートを利用する為、バレーボールのように広く、高くありません。正規のコートの広さは6.1メートル×9メートル、高さは1.55メートルです。
11点先取制で、3セットマッチなので、先に2セット取ったチームの勝ちとなります。もしお互い10点のリーチになってしまった場合は、どちらかが2点多く取るまで試合は続きます。 得点はサーブ権があるターンでなければ加点されません。
サーブはエンドラインよりも後方から、ボールを必ず宙に浮かせてから打たなければならず、ローテーションは時計回りで一つずつ移動していきます。
ラリー中、同コート内で3回までボールにタッチすることができ、ブロックも1回とカウントします。
タイムアウトは1セット中2回までで、1回のタイムは30秒と決まっています。
ミニバレーボールのルール
ミニバレーボールのルールは、初心者でもわかるようにと比較的簡単なルールがを設けられていますが、基本的な部分ではバレーボールとほぼ同じです。
例えば、タッチネットやドリブル、ホールディングなどの反則もバレーボールと同様に設けられています。
コートとボールがあれば、誰でも気軽に始められるのがこのミニバレーボールの特徴です。
ミニバレーボール協会では「であい」「ふれあい」「わかちあい」をスローガンとして提示しており、ミニバレーボールを通してチームワークの大切さやスポーツの大切さを学ぶことが出来ます。ミニバレーボールは子供から年寄りまで、老若男女問わず楽しめるスポーツです。